コーヒーの味。デカフェ(カフェインレス)が美味しくないと決めつけるにはまだ早い。

コーヒーにこだわりはありますか

珈琲人口

現在の日本の珈琲人口は、どのくらいいるのでしょ…ふとそんな疑問を持ちました。
全日本コーヒー協会によると、2020年1人が1週間あたりに飲用する杯数は11.53杯!
インスタント4杯 レギュラー4.41 リキッド1.97 缶1.15 という結果でした。
そして、一番飲まれている場所が家庭でした。

コーヒーの味

コーヒーの味って、とても複雑。

それを表現するとナッツのようとかチョコレートのようなとか表現されることもしばしば。
でも結局のところは、苦いか酸っぱいかの2択ではないでしょうか。
その中でも、珈琲の味に慣れてくると自分の好みがはっきりしてくるものだと私は思います。

同じ豆でも焙煎によって、味が変わります。
焙煎が浅ければ酸味が増し、焙煎が深いと苦くなります。

 

苦味が好みなのか、酸味が好みなのか…
どちらかを好みとして分類することができれば好みの味の基本が出来上がります。

そこを基準に飲みなれてくると細かなことに気付けるようになり、豆によって焙煎度数が同じでもコクがあるなぁ等々、楽しみが広がると信じています。

大まかにざっくりと表現すると、苦味が好むのであれば、焙煎度数を深めにし、更に粒を細かく挽くことで苦めでコクのある後味…となります。
そのうえで、コーヒー屋さんに相談するも新しい発見につながります。
私の場合は、酸味が苦手で苦味とコクを好むと伝えたうえでお勧めのものをチョイスしてもらいます。

 

 

デカフェとは

デカフェとは…コーヒーや紅茶からカフェインを取り除いた飲み物のこと

デカフェとは英語のdecaffeinatedを略した言葉。

コーヒーや紅茶などのカフェインを含む飲み物から、カフェインを取り除くこと。
しかしながら厳密には、カフェインがまったく含まれていないわけではありません。
デカフェであっても、わずかにカフェインが含まれています。

除去方法は、コーヒー豆を焙煎する前の生豆のタイミングで取り除く「脱カフェイン法」が一般的。
この脱カフェイン法には、4つの製法が主におこなわれています。

有機溶媒抽出

有機溶媒に生豆を浸してカフェインを取り除く。
低コストですが、香りやカフェイン以外の成分も溶けだしてしまうため、コーヒー本来の味や風味が損なわれるという難点あり。
しかも、使用される有機溶媒が体に影響をおよぼす危険があり、日本ではこの抽出方法の商品は流通していません

水抽出

生豆を水に浸してカフェインを取り出す。
有機溶媒抽出よりも香りや成分が抜け出さず、安全性の高さが特徴。

超臨界二酸化炭素抽出

二酸化炭素を利用した抽出方法。
二酸化炭素に一定以上の圧力と温度を加えることでカフェインの除去が可能。
人体にも無害で、コーヒーの風味を損なわずに抽出できる点が特徴。

液体二酸化炭素抽出

抽出方法は超臨界二酸化炭素抽出と同じであるものの、コーヒー豆に加える温度と気圧が違う。
豆へのダメージが最小限に抑えられ、風味の減少が少ないというのが特徴。

 

 

これらカフェインを抜く作業をする際、抽出方法によってカフェイン以外の成分なども抜けてしまっていました。
日本では、薬剤を使用する有機溶媒抽出は、安全性の観点から禁止されています。
超臨界二酸化炭素抽出と水抽出が一番流通している方法です。

水抽出でカフェインを抜く際に、味が落ちない様に人工的な工夫を行っているようですが…。
やはり自然のコーヒーに勝るのは難しいかもしれない…とおもっていました。
二酸化炭素を利用した抽出方法であれば、安全かつ風味を損なわずに抽出できるのです。
そして、使用している生豆にも高品質なコーヒーを使用すればレギュラコーヒーと遜色のない味を楽しめます。