最近、気になっていることがあります。
ズバリ「お金」のことです。
将来のことを長い目で見る人たちが、資産運用と口々に話すことです。
その日暮らしのそららには、難しい話だ。と無関心で通り過ぎようとしていました。
知らない方が幸福なこともあるし、お金持ちでなくても普通の暮らしができればいい…など、謎の理由付けをして。
ちょっと意識するキッカケとなったのは、前澤友作さんの「お金のない世界」という言葉。
実は、この言葉を友人が数年前から言い続けているんです。
「世の中に、お金なんて必要がない。」と。
その時は、壮大なことを言うなぁと関心をしていました。
適切な言葉が見つからないのですが敢えて、私の語彙力で表現するならば「とても頭のいい子」なんです。
でも、そのあとに前澤さんが同じことを言っているのを聞いて発想が一緒だと驚きました。
彼女は、ただモノではないですです。
その他にも、壮大なエピソードがあるのですが今回は割愛します。
そんなわけで今回は、お金についてです。
タンス預金100兆越え
日本銀行が2021年3月17日に発表をした資金循環統計によると、2020年12月末時点で家計の金融資産1,948兆円で過去最高額なのだそうです。
コロナ過で生活環境が一変した中での大きな変化。
外出自粛で支出が減り、特別給付金として一律10万円の支給。
現金・貯金額が1,056兆円となり前年12月と比較し4.8%増加。
その中でも、自宅に現金を保管するタンス預金額は100兆円を超えている…。
ちょっと何を言っているのかわからない数字ですけど、家にあるお金の額…凄いですね。
だもん強盗が、後を絶たないわけですね。
私の友人は、1人暮らしの祖母が亡くなった後に片づけをしていたら、色々なところから現金が出てきて総額100万円超えたそうです。リアル宝探しですね。
でも、このタンス預金は、いい事ばかりではない。
メリットがあればデメリットも有です。
タンス預金のメリット
- いつでも好きな時にお金が引き出せる。
自宅に現金を保管しておけば、銀行やATMの時間を気にしながら出向くこともATMの手数料も必要がありません。
特に病気やけがをした時に、手元にまとまった金額があると安心ですし、災害時にも、現金は心強いです。 - 銀行の破産などから資産を守ることができる。
銀行などが破綻した際の銀行ペイオフは、1000万円まで保証がされています。
逆にそれ以上は、保証されないこともあるのです。
その為、1000万円を超えたらタンス貯金とすれば万が一の時に守ることができるかもしれません。
でも…銀行を複数に分ければ、金利が付きます。 - 相続発生時に口座が凍結されても困らないですむ
家族が亡くなった場合、葬儀などで現金が必要となります。銀行口座は、遺産分割協議が終わるまで凍結されてしまいます。 - 国に個人の資産を把握されない
2018年からマイナンバーに、預金口座の登録ができるようになりました。
現在は任意です。
登録が義務化されれば、国は金融機関に預金している個人の資産保有額を容易に把握することが可能となるのです。 - 家族に知られずに貯蓄ができる
家族にすら知られることなく、自分の好きなように使える自己資金を確保できる。
へそくりであれば尚のこと。こっそりと家族にも知られない場所に隠す。やってみたいものです。
タンス預金のデメリット
- 災害等で消失するリスクがある
冷や水に弱い現金。水に流されてしまったり、火で燃えてしまうこともあり得ます。 - 盗難にあうリスクがある
最近増えてますね。配達員を装うった強盗。
または、昔からよく聞く空き巣。
これらは何かしらの情報を元に、犯行を行う場合があります。
遠くから家の中を観察してる場合さえもあるそうです。
もしもに備える必要性は、ありそうです。 - 紛失するリスクがある
本の間など、普段人目につかない場所に保管をすることで本人さえも保管場所を忘れてしまう。
これもよくある話ですね。
終活ノートには記載する必要がありそうです。 - 遺産相続トラブルの火種になる
予期せぬお金が突然出てきたら誰のモノ?
見つけた人のモノでしょうか。みんなで等分でしょうか。
相続税には時効がある
亡くなった方の遺品整理・片付け。そんな作業中にタンス預金を発見!
これって相続税が発生するか否か。
相続税は発生します。
そもそも税務署に申告しなくても大丈夫?
実は…6~8年程タンス預金を隠し通せれば申告や納税の義務を免れることができるそうです。

相続税の申告や納税の時効は、納税の義務があることを知らなかった場合5年・納税の義務を知っていた場合7年。
起算日は相続開始を知った日の翌日から10カ月。
相続の申告を隠したのか、義務を認識しつつ申告期限を忘れていたのか、はたまたわざと無申告にしたのか。
単に忘れていたとしても悪意があったと判断されてしまうケースもあるのだそうです。
時効を迎えるのは至難の業
税務署独自の管理システムKSK(国税総合管理システム)で、国民の懐事情を把握しています。
親族が市区役所に届け出た死亡届けの情報は、税務署にも通知されます。
そして、税務署では財産に対しての申告相続税を確認。
「(。´・ω・)ん?」となった場合、「相続税についてのお尋ね書」が送られてきます。
通常、相続が発生してから半年~8ヵ月後くらいなのだそうです。
お尋ね書が届いてから申告がない場合…なんと税務調査となります…。

税務調査…。
どうやってばれるのか…税務調査では、質問・実地調査によって行われます。
雑談のように始まり、何気ない一言からタンス預金がばれてしまうこともあるそうです。
そして実地調査。
実地調査は、故人のモノだけではなく…相続人の通帳・印鑑・家具・金庫に銀行の貸金庫も調査対象だそうです。
実地調査でも実態の把握ができない場合には、反面調査となります。
銀行や故人の生前交流のあった人々を訪ね情報を入手。
怪しさを発見すると徹底的に調べられてしまいます。
- 無申告加算税…申告期限までに申告しなかった場合、納付すべき税額が50万円までは15%。
50万を超え部分には20%の科料。期限を過ぎても1ケ月以内の申告などにより軽減されることもあり。
その逆に悪質の場合には重加算税となります。 - 過少申告加算税…すでに申告をした楽が少なすぎたり還付額が多すぎたりした際に発生。
税率は追納の50マ円までは10%。50面円声の部分は15%
税務調査の通知前に自己申告すれば科されません。 - 延滞税…法廷納期限までに納めなかった場合、納期限の翌日から完納するまでの日数に応じて発生。
- 重加算税…隠ぺいや誤魔化しにより、無申告加算税や過少申告加算税にかわって重加算税が科されます。
過少申告加算税の代わりは35%。無申告加算税のかわりは40%。
場合によっては脱税と判断された際には、刑事罰の可能性もあります。
お金の価値が下がるインフレ
インフレとは、物の価値が上がり続ける状態。
モノの値段が上がるを言い換えると、お金の価値が下がるとなります。
100g1,000円の珈琲豆が、2,000円になったら、コーヒーの価値は倍に上がりました。
それと同時にお金の価値は半分に下がってしまったとなります。
物価が上がり続けると金利を引き上げ、需要を高めるためには金利を下げる。
インフレデフレを金融政策として取り入れられます。
金利が上がれば、借入する際の金利は上がります。預入する時の金利も上がります。
インフレになった時、お金の価値がさがる。
その為「価値あるモノに替えておく」人が増えているのです。
それは、株式であったり外貨であったり貴金属など。
インフレの時には、企業が活発になり株価が上昇します。貨幣価値が下がっても株価は上がります。
また、インフレになると円安を引き起こしやすくなります。円を外貨に換えて起き、円安の時に外貨を円に替える方法。
更に、金やプラチナは希少性が高いので値下がりする可能性は低いと言われています。
何かしらの資産を守る対策を考える時なのかもしれません。
本気で世界がSDGsを目指すのであれば、お金なんて必要がないんじゃないか…とも思ってしまいます。