ここ数年、年明けになると話題になりますよね。
引越難民。
引越難民は何故ここ数年、話題になるのか?
本当に引越難民って存在するの?
引越難民回避策ってあるの?
引越難民とは
引越難民は、2018年から言われ始め2019年にもニュースで話題になりました。
専門の業者さんでは予算が合わず、依頼できなかった人
或いは、引越業者との日程が合わず依頼できなかった人が難民となります。
そもそも、日本の引っ越しシーズンは2月~4月に集中しています。
年間の引っ越し作業の1/3がこの3カ月に行われます。
なので実のところ、ここ数年だけの問題ではなかったのです。
転勤族の会社員の奥様経方は、年末には引越屋さんの受付時期を調べたり見積依頼をしていたのです。
そしてここ数年で本格的に引越業界の人員不足が浮き彫りになったというわけです。
そこで2018年頃からにわかに引越難民というwordが出現し、国などからも引越の日程を2月4月にずらすよう呼びかけました。
人員不足
引越難民の一番の理由は、人員不足にあると言えます。
需要に対して、引っ越し作業員が不足しているんです。
これだけロボットが普及している世の中でも、まだまだ人の手でしかできない事が沢山あります。
その中の代表的な作業ともいえるのが引越です。
引越しは短期に集中する為、業者としては非正規雇用である程度の作業員を確保しなければならない状況。
日雇い派遣の禁止も人手不足に影響及ぼしているといいます。
働き方改革
長時間労働・仕事上のストレスが原因で、過労死や自殺をする人が急増。
その為、政府は「働き方改革」で、長時間労働を改善するため労働時間を減らすという施策を開始。
実は、この施策が引越難民をさらに増やしたのです。
3か月間に集中する引越作業。周れる件数は限られています。しかも引越慣れしている利用者ばかりではない。
むしろ引越は人生初の経験という人の方が多いのではないでしょうか。
不安を抱えたお客様への対応や自身で引越ができないからこそ依頼した。
梱包だってプロが行うようになんてできません。その一つ一つの重なりがロス時間にもつながります。
そして、気付けば残業になります。でも労働時間の制限ができました。
受けることのできる件数を予め受けられる依頼を減らさざるを得ない状況になりました。
引越難民にならないために
- 日程に余裕を持つ
- 出来るだけ荷物を減らす
- 荷物量に合ったサービスの選択をする
- 引越先の入居日確認
宅急便の集荷のように今日の今日作業ができるものではありません。
繁忙期(2月~4月)の予定であれば、その業者がいつから予約受付開始であるかを調べておきましょう。
引越業者へお勤めの友人から聞いた話によると、親御さんは年明け頃から心配をして電話してくる。
でも引っ越しをするお子様は、忙しくなかなか予約をしない。
その為、親御さんが予約を試みるも荷物量が分からずに予約ができないとなるそうです。
または、学生さんからの引越希望で明日引越をしたい…。明日が退去日など毎年あるお問い合わせだそうです。
準備はできるだけ早く余裕を持って行うことが大切です。
近年の単身の引越はネット予約の会社も増えています。
ネット予約なので深夜でも早朝でもできます。
ある程度の荷物をまとめて、持っていきたい物・置いていくもの・処分するものを決めましょう。
その中で、引越の荷物として決めたものは大きさをはかりメモを手元に用意。
更に予約の際には、現在の住所だけではなく新居の住所も必ず必要です。
なぜなら、引越料金は荷物量と届け先までの距離だからです。
その為、新居の住所が不明な場合は予約ができない会社もあります。要注意です。
厳しいところの場合は、部屋番号不明でも受け付け不可です。
しっかりと引っ越し先も決めておきましょう。
引越業者が見つからない
どうしても引っ越し業者が見つからない場合は、宅急便を活用する手段もありです。
衣類や日用雑貨は、段ボール箱に詰めて荷造り。
ゆうパックやヤマト運輸を利用。複数同じ場所へ送る場合には複数割引などがあります。
普段使用している送り状と異なるので確認をしてください。
冷蔵庫・洗濯機や箪笥などの家庭用の家具家電商品は、ヤマトホールディングスグループのヤマトホームコンビニエンス。
この会社で引越をしていますが、大きな品物を宅急便のように運んでくれる「らくらく家財宅急便」があります。
配送料は1つ毎の算出なので少々割高となります。
なので運びたい物を最小限にすることが安く抑えるコツとなります。
自分に合った方法
引越は、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
一括見積をする手段もありますが、引っ越し業者を決めた後でも違う業者から電話がくることもあります。
一括見積と気付かずに登録をし、色々な業者から引っ切り無しに電話が来たというお話もあります。
ネットで検索する際には十分な注意が必要です。
今見ているサイトが、希望している引っ越し業者のサイトかどうか確認をしてから見積依頼をすることをお勧めします。
ちなみに、ヤマトホームコンビニエンスは見積りを行っていません。
登録の途中で概算金額を算出します。しかしこれもご自身での入力が誤っていると誤差が大きくなってしまいます。
安く引越費用を納めるよりも、正しく情報を引っ越し業者へ伝えることが金額の誤差を抑えられます。