弱音と愚痴と違いと涙とリフレッシュ

いっつも元気で、いつ弱音を吐くんだろ?いつ愚痴を言うんだろ?と思う人いますよね。
そもそも…弱音ってなんだろ?愚痴と違うんだろうか…とふと思いました。

そもそも弱音と愚痴の違いは…?

弱音
力のない声。転じて、いくじのない言葉。

愚痴
(今となっては)言ってもしかたがない事を、言っては嘆くこと。

出典:goo辞典

これ、全く意味が違う…。
でも、これって一緒のくくりにされている気がする。

自衛隊の話で、訓練を乗り切る隊員と急に折れる隊員の違いというのがありました。
キツイ訓練の際に弱音を吐く隊員は訓練を乗り切れる可能性が高い。でも愚痴をこぼさない隊員は途中で急に折れた。という話です。
でも弱音は心配するけど愚痴には飽き飽きする。
この違いは、弱音は弱々しくて、愚痴は言っても仕方がない事を永遠と語るからですよね。

愚痴の無限ループ

だからきっと聞き役の人は、いつもいつも愚痴を聞かされても、そのまんま聞いているのではないだろか。
弱音は聞いて、背中を押してあげることができる。
でも…愚痴は、同じところを無限ループ。改善する気のない話。
なので「こうしたら?」「あ~したら?」のこちらのアドバイスに関係なく繰り返される。
問題解決するより愚痴を言ってストレス解消のほうが、ずっとラクですよね
愚痴る人は、無意識に人を選んでます。聞いてくれる人です。
1回聞いてくれたら、また同じ人に愚痴る。そしてこぼすことで、ストレスを解消。

 

 

必殺!無限ルール破り

愚痴の無限ループが何日も繰り返されたら、聞き手は精神的疲労困憊です。
時には、身体に不調が出てしまう事すらあります。

じゃ!無限ループは、どうしたら破ることができるのか。
1つ目は、アドバイスをしてみること。
2つ目は、愚痴返しです。「いつも聞いてるから、今日は私の愚痴を聞いてね」作戦です。
その日は、自分の愚痴を永遠語ります。相手が愚痴りそうになっても「今日は私の日」とマイクを渡さない。
その後も交互に愚痴る日を作り、連続技をさせない。

 

 

これなかなか効果的だと思うんですけど、普段から愚痴をこぼす習慣のない人にはコレも拷問。
聞き手に選ばれる人は、聞き上手だから選ばれます。
とかく愚痴らない人なんです。
なので、最終手段は逃げるが勝ちだと私は思います。
要するに自分とは合わない人だから。です。全ての人と、仲良くしなくてもよいんです。
自分の人生は、自分が主役なのですから、出演者も自分で決めちゃってください。
職場の人で避けられない人であれば、最小限の接点にすることもきっと可能。
嫌いだからじゃないです。自分と合わないからです。

弱音は悪いものじゃない

男のクセに…という言葉。誰しも知っている言葉であるということは、使用頻度の高い言葉。
これによって、弱音を吐けないmen’sは、多いのではないでしょうか。
これも男性の方が、自殺率が女性より多くなる1つの理由なのではないでしょうか。
弱音は、全ての人に言えなくても、限られた人にはこぼしてもいい。むしろ、こぼすべき。
固い枝は、折れやすいです。

BUMP OF CHICKENの藤くん(vocal:藤原基央氏)は、漫画を読んで泣いた。と普通に語ります。
大人は泣いちゃいけない。人前で泣くものじゃない。
そういった風習がある日本ならでは…
実は泣くと、心が軽くなるのを忘れてしまっているんですよね。

 

大人だって泣く

泣くとスッキリする理由

自律神経には、体を興奮させる『交感神経』と、反対にリラックスさせる『副交感神経』があり、通常はそれぞれのつり合いがとれた状態。
でもストレスを感じると、交感神経の方が一時的に優位に働き、自律神経は乱れる。
ストレスで自律神経が乱れた時に、交感神経とのバランスを元に戻してくれるのがセロトニン。
セロトニンは、リラックス効果のある副交感神経を活発にする働きがある物質。
セロトニンは、泣いた時に多く分泌されるそうです。
涙を流したことで、リラックスし落ちくのはセロトニンの働きなんですね。

 

今は泣いちゃダメ

こらえきれずに涙する。
今、泣いちゃダメだ!と泣くことを我慢してしまう…。
実は、この泣いちゃダメ!は、自分にストレスを掛けている状態。
我慢した上に涙が出てしまう。それって我慢してストレス掛けたけど、涙出ちゃったってことですよね。
泣きたくなったら、泣いちゃいましょう。